4.03.2010

opera(11)

神々の黄昏7
ノルン、新国立劇場2010
The Norns in "the Twilight of the Gods" 
2010 New National Theatre, Tokyo


キース・ウォーナーの絵解き演出の最後、「神々の黄昏」。
去年から新国立のリングを観ていて、この絵解きが面白かった。
デューラーの「メランコリア」みたいだ。
寓意画みたいな演出は珍しくないけれど、キース・ウォーナーのは
読み替えはしていない。東京風の寓意画。
ナゾナゾを楽しむのではなく、謎かけの絵、エッシャーの絵を楽しむような
演出のオペラ。


ノルンは黄色い缶を開けて
映画のフィルムを取り出す。
黄色は前回「ジークフリート 」で
ジークフリートがもらった
黄色い鞄を思い出す。
フィルムは切れる。
愕然とするノルン。
この頭部後方のみ髪の毛がある
ロック野郎みたいなノルンさんたちが
愕然とすると、とても東京っぽい
感じで、キースさん、このへん
結構お気に入りだったんじゃ
ないかしら。 


  



    

 

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